グランスタ東京 京葉ストリートエリアの魅力を大解剖いよいよ開業!グランスタ東京 京葉ストリートエリアの魅力を大解剖

2022年4月21日、JR東京駅1階の、JR京葉線につながるストリート沿いに、グランスタ東京 京葉ストリートエリアがオープンしました。東京駅の新たなスポットとして、注目を集めています。
実はこのグランスタ東京 京葉ストリートエリアには、これまでの東京駅にはなかったコンセプトや、さまざまな仕掛けがたくさん。オープンに携わったスタッフが、その裏側を語ります。

多くの人が楽しめる、
東京駅の「とおりみち」に

2012年に丸の内駅舎が復元され、美しい赤レンガ造りの姿となっている東京駅。
(一社)東京ステーションシティ運営協議会
2012年に丸の内駅舎が復元され、美しい赤レンガ造りの姿となっている東京駅。
(一社)東京ステーションシティ運営協議会

今回、コンセプトとして設定したのは「WANDER TRACK」という言葉。
「もともと、この場所はJR京葉線とJRの他の路線を乗り換えるお客さまが多く通るエリアです。JR京葉線というのはテーマパークやイベント会場への行き帰りのお客さまだけでなく、千葉方面に住まわれていて都心に通勤する方が多くいらっしゃいます。そのため、必要なものがまとまっていて機能的に目的達成できることが、まず重要だと考えています。今回はさらに東京駅を行き帰りに使われている方々がプラスアルファで楽しい時間を過ごせる『とおりみち』にしたいという思いが、この『WANDER TRACK』という言葉に詰まっています」そう語るのは、(株)JR東日本クロスステーションの石川春佳さん。
これまでも多くの改良が加えられてきた東京駅ですが、2029年を目処に東京駅南部東西自由通路が整備されることも先日発表され、まもなくひとつの完成形を迎えます。これに先だち、グランスタ東京 京葉ストリートエリアは新たな顔を持つスポットとしてオープンすることになったのです。

「丸の内」と「八重洲」、
異なる2つの街を「つなぐ」場所

グランスタ東京 京葉ストリートエリアのイメージ画。クラフト感が感じられる内装が特徴。
グランスタ東京 京葉ストリートエリアのイメージ画。クラフト感が感じられる内装が特徴。

「東京駅は、皇居が近く上質感と非日常感がある『丸の内』、江戸時代から続く下町で活気ある『八重洲』、その真ん中に位置します。そういった2つの異なる場所を『つなぐ』場所という意味合いもありますし、人や物、時代などさまざまなものを『つなぐ』という思いを込めて、『CONNECTED LAB』(コネクテッド ラボ)という言葉を環境コンセプトにしています」と石川さん。「ラボ」といっても「研究所」というよりは、「実験や工作を行う場所」というイメージで、クラフト感のある机だったり、壁面や天井には配管のようなあしらいが見えていたり、東京駅の他のエリアとは一線を画した開放感と、実験的な雰囲気が漂っている内装デザインも見どころです。

グランスタ東京 京葉ストリートエリアには
「赤レンガ」がある!?

かつての工事過程で取り除かれた赤レンガが、新たな素材となって壁面等を飾ることに。
かつての工事過程で取り除かれた赤レンガが、新たな素材となって壁面等を飾ることに。

グランスタ東京 京葉ストリートエリアには、東京駅の長い歴史も感じさせてくれる、とある「仕掛け」が施されています。壁面等に一部使われる赤い色が印象的なタイル、これは以前の工事過程で取り除かれた高架橋の「赤レンガ」が素材になっているそう。(株)JR東日本クロスステーションの牧野丙午さんは語ります。
「東京駅というのは、時代とともに常に工事を繰り返し、そして乗り入れる路線の増加とともに駅自体も大きくなってきた場所です。そのため、現在も改良工事を行う中で、かつて使用されていた構造が出てくることがあります。2012年〜2020年の東京駅北通路改良工事の過程で、山手線と京浜東北線を支えてきたレンガが取り除かれていたのですが、今回は、この赤レンガの一部を、内装デザインとして再利用することにしました」
東京駅を100年以上支えてきたレガシーである赤レンガが新たに生まれ変わり、現代で行き交う私たちを見守ってくれている……。このことに思いをはせるのも、この場所の楽しみのひとつです。

グランスタ東京 京葉ストリートエリアに使用される内装材のサンプルを手に語る石川さん(左)と牧野さん(右)。
グランスタ東京 京葉ストリートエリアに使用される内装材のサンプルを手に語る石川さん(左)と牧野さん(右)。

この赤レンガを使った内装材も、完成まではいろいろ試行錯誤があったとか。
「最初にサンプルができ上がったときは、赤レンガの部分だけが砕かれて一体化されていたんですが、それだと少しきれいすぎて、既製品のように見えてしまったんです。そこでレンガとレンガをつないでいたモルタルコンクリート部分もいっしょに砕いて入れてみたところ、模様に個性と、今回のコンセプトのひとつでもある『クラフト感』が生まれるという効果がありました。訪れた方はぜひ、近づいて見ていただきたいです」(牧野さん)
前述したように、この新たなグランスタ東京 京葉ストリートエリアは「工作室」のような雰囲気も持つので、新たなものがここから「生み出される」ことを願う思いも。それはモノだけではなく、人と人とのつながりにも言えること。
「今はなかなかむずかしいかもしれませんが、いずれインバウンドが復活して海外からのお客さまがまた多くなったら、この場所から新たなコミュニケーションも生まれていくのではと思っています。これまでは東京駅をただ『通過』していた方が、ここに立ち寄ってくれるようになる……そんな場所になるといいなと願っています」(牧野さん)

  • (株)JR東日本クロスステーション
    デベロップメントカンパニー
    開発部
    開発ユニット
    課長
    牧野 丙午さん

  • (株)JR東日本クロスステーション
    デベロップメントカンパニー
    開発部
    開発ユニット
    石川 春佳さん

※掲載情報は4月21日時点の情報です。内容は諸事情により変更となる場合がございます。